採用目線で『ポケモン』をみる
皆さんお世話になっております。
今回のテーマは採用目線でのポケモンというのをメインでお送りしていきます。
このテーマを扱うきっかけは下記のツイートをご覧いただけるとある程度参考になると思います。
取引先に会社の人事権をまるごと持っている人がいて、ふざけて『採用項目にポケモンのレートを入れたらどうですか?笑』って提案したら、仕事モードで話を聞いていただいてしまった…
— SHO (@sho_pok) 2020年10月15日
結果、取引先に『採用要項にポケモンのレートを』本気でプレゼンすることに…
仕事関係ないですけど…
このブログはプレゼンを終了した自分の後日談です。
”ゲーム”というものが今の社会でどの様な見方をされているかも
折角なので、このブログをご覧頂いている採用を担当している方にも是非
『ポケモン採用』
というものを考えていただけるきっかけになれば幸いでございます^^
ポケモン採用を考えるきっかけ…
それは今の会社での社長とのやり取りだった。
「SHOくんってさ、なにか特技とかないの?」
「ポケモンのオンライン対戦で大体1,000位ぐらいの順位に入れることぐらいですかね〜😅」
「はっ、それだけ?」
この会話の後全く会話が弾まなかったことは想像していただけるだろう。
もちろん、僕にとってはマスターボール級に行けるだけでもすごい価値だと考えている。
詳し事は過去に記載した記事を参考にしていただければと思う。
ただ、その価値は皆さんには認めてもらっていない。。
(なんでこの人はポケモンの価値を理解できないんだ…?)
(他の経営者さんにも聞いてみよう!)
そこで、色々な経営者さんにお話をお伺いした。
経営者さんの回答は全て同じものだったのだ…
「だって、ゲームが上手だからといって社会になんの役にも立たないでしょ?笑」
その発言がすごく悔しく、
「それだったら、ポケモンが出来るという事実にどれだけの価値があるかプレゼンしてやりますよ!!」
って啖呵を切り、プレゼンの話がトントン拍子で決まってしまいました。
"ポケオンのレート"で判断出来る採用メリット
ここでは、社長さんにプレゼンをした時に話をした内容を簡単に文字にまとめたものである。
最初は、ポケモンのレートで判断出来るであろう"採用メリット"についてだ。
基本的にレートや順位が高い人は、この能力に長けていると僕は考える
採用メリット1.市場調査能力が他の人よりも長けている
ポケモンというゲームには上位に食い込むためには絶対必要な条件がある。
それは”環境TOP”を調査し、対策をする事が最も重要になっていく。
例えば、下記の画像がS11での使用率である。
使用率1位に君臨しているパッチラゴンは実に60%以上の方に使用されているポケモンである。
そのポケモンを対策していないとパッチラゴン1匹にやられてしまい、60%の確率で敗北をしてしまうのだ。
そうなってしまうと、ポケモンの順位もレートも上がることはない。
ランクとして中位帯(1,000~3,000位までの間)の方は上位体のポケモンの対策ができている事によって順位を上げる事ができている。
ただ、上位帯の方はもっと別の視点を持つことが出来る。
使用率上位のポケモンの対策はもちろん、そのポケモンを対策することで出来る隙をつく事の出来る様なポケモンや技構成を使う事で勝利を掴む事が出来る。
上記の様な能力を活かし、マーケティングなどの市場調査をしその市場に対する最適なマーケティングを行う様な仕事場であれば、レート上にいる方々はかなりの力を発揮する事が出来るだろう。
採用メリット2.同じ作業を何時間でも行うことが出来る
ポケモンの上位勢で必ず行っている事として3つある
- 厳選
- 育成
- 対戦
他にももっと色々あるのだが、大きく分類するとこの3つである。
対戦は皆さんの中でもイメージがしやすいだろう。
オンラインの環境で対戦相手を見つけ、対戦を行う。
育成も、昔は色々大変だったのだが最近ではかなり楽になった。
ただ、"厳選"はどうしても面倒なのである。
大まかな手順として説明をしておくと
- 4~6Vのメタモンを捕まえる(S0やA0を厳選する場合、更に条件がプラスされる)
- 孵化厳選したいポケモンを一匹捕まえる(性格を厳選したい場合、はその正確にあったポケモンまたはメタモンを用意する必要がある。)
- そのポケモンかメタモンに赤い糸をもたせ、卵を孵化させる。
- 付加させたらボックスを開き個体値の確認。
- 理想個体であればそこで終了、理想個体で無いのであれば4を繰り返し行う
本当はもっと色々話せばあるのだが今回はこの程度で辞めておく。
まとめるとかなり面倒なのだ。
また理想個体が孵化出来る可能性は、両方理想個体の場合でも約30%なのだ。
また、平均だと4V*1から厳選をスタートさせるケースが多いので、(レイドバトルで捕まえることの出来る☆5のポケモンが大体4Vなので)
4V同士で計算をすると*2、一番都合のいい条件で計算をしたとしても2.78%なのだ
つまり、かなり確率が低いのだ。
また、卵を見つけるまでに必要な歩数が平均716歩((引用元:
https://osomatsusan.hatenablog.com/entry/pokemon_sword_shield_EGG
を平均した数字))
また、ポケモンを孵化させせる歩数が平均5,760歩((孵化に必要な歩数表を参考に平均で計算))
つまり、4Vの親同士で理想個体を孵化させるのに必要な歩数
(716+5,760)÷0.0278=232,949歩
これだけの数字がポケモン1匹に対して平均して必要な数になる。
それを同じポケモンでも、型を変えて育成し直すために
何匹も何匹も…
同じポケモンを厳選し続ける…
それに全く面白くない…
これだけの時間を一つの物事に注ぐことの出来る人物が普通の一般社会に存在するだろうか。
普通人達は底まで集中して物事を行う事はできないだろう。
それをあたかも当たり前という環境にいるポケモン界隈の方々、
仕事に集中力を発揮していただければ、御社の確実な戦力になりうるでしょう。
採用メリット3.数字に強い
ポケモンをやられている皆さん、特に上位勢の方はとにかく数字に強い。
それを証明するためにいくつかの画像を添付しよう*4
1枚目の画像が、俗に言われる"育成論"を簡単に画像一枚で説明したものである。
2枚目の画像が、その育成論の元になる"ダメージ計算"というものである。
ランクで上位に入られている方のほとんどがダメージ計算を行い
- どのポケモンに
- なんの役割をもたせるか
を計算して育成を行っている。
他にもポケモンには色々な数字が伴っていくる
- 急所を引く確率
- ダメージ乱数
- 一撃必殺技を放つ際の期待値計算
- 麻痺による素早さ関係の逆転
- 麻痺で動けなくなる確率
- 技の命中率
- 眠りで起きる確率
- 怯みの確率
- やけどなどの状態異常によるダメージ計算のズレ
- 食べ残しなどの最大HP調整
他にも色々な数字がポケモンには深く関わってくる。
つまりポケモン=数字なのだ。
つまり、数字の戦いにおける上位に君臨をしている方々が数字に弱いわけが無い。
是非、数字に弱い社員がいる会社さんであればポケモントレーナーの加入はあなたの会社を大きく伸ばすきっかけになるであろう。
採用のデメリット
もちろんここまでメリットのみの話をしているが、たった一つのデメリットがある。
それは、、、
人生の第一順位がポケモンなのだ。
そのため、
- NO残業
- 月末月初及び新しいポケモンの前後1日100%有給
- 飲み会の付き合いなし
これくらいは理解をしていただかないと、本来持っているポケモンのパフォーマンスは発揮できないだろう…
逆にこれだけのポイントを抑えていただければ、最大限力を発揮してくれるだろう。
プレゼンの結果
プレゼンの結果としては、今後の会社の採用方針に係るとの事だったので口外しないで欲しいとの事だったので口外はしないでおく。
是非皆さんで結果を想像してほしい。
ただ、ノーヒントだと想像のしようが無いと思うので、この決定を聞いた感想を最後に記載するとする。
ポケモンを含めゲームと言うのはまだまだ”遊び”の領域を出ていない。
ただ、今までの社会は"物"だったり"技術"という『物的価値』に重点を置かれる時代から、"感動"や"楽しさ"など『心の価値』に重点を置くようになってきた。
その"心の価値"を生み出すことの出来る人材ゲームは"悪"から”悪では無い”というところまで変わってきている。
そして、ゲーム実況者を始め、"ゲームを出来る"というところに価値を見いだされている時代にはなっている。
ただし、採用基準が出来るのはまだ先の話になるだろう…